東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部(Graduate School of Agricultural and Life Sciences – GSALS) 様では、UAV(ドローン)+4Kカメラで超高画質収録、HDライブ動画を活用した遠隔授業のプラットフォームとしてCanvas LMSが採用されました。
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部様では、農学の基盤を形成する諸科学に関する世界水準の教育、研究を進め、人類が抱える食料や環境をめぐる多様な課題に取り組む専門性豊かな人材を養成されています。また、森林・林業の実践的研究・教育の場として全国7ヵ所に合計約32,000haの地方演習林を擁していますが、この演習林でドローン(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)を利用して撮影される高解像度動画をCanvas LMSのオンライン教材として、大学院学生の指導・教育に活用されています。
農学部に所属しながらも距離的に分散する多様なフィールドをICTで結び、物質循環、森林生態、生物多様性、生産等を総合的に体験し、学ぶための教育・研究プラットフォームとなっています。
- 教員が農林生態系など野外フィールドの現場に居ながら講義室の学生とリアルタイム環境データやそれまでの蓄積データ、講義資料などをインタラクティブに共有して講義可能
- 教員も学生もタブレットやスマートフォン端末のみで参加可能
- 多様なフィールドを仮想体験、総合的に学習が可能
Web遠隔授業の教育フロントエンド部として学生や教員に利用されるCanvas LMSと組み合わせる形で、プラットフォームのバックエンドには、最高の機能性と安定性を確保していると高い評価がされている動画ストリーミングシステム(Wowza Streaming Engine)を活用しています。野外フィールドで稼働するドローンや4Kビデオカメラで撮影された高解像度動画はリアルタイムでBownet Cloud(AWSに構築された教育用途向けクラウド基盤)のWowza Streaming Engineに転送されて、用途に応じた適切なフォーマット、ビットレートでライブ配信されたり、AWS S3に自動格納されたオンデマンド動画として再利用されています。