2020年9月、慶應義塾大学様は全学で利用する教育プラットフォームにおいてCanvas LMSを導入されました。2020年の初頭から世界中を混乱させたコロナ禍により、教育学習活動の急激なオンラインシフトが必要とされる中、4万名に近い学生と教職員が新しいLMSの活用に取り組みました。
Panopto(動画配信)、ZoomやWebex(オンライン会議)、Turnitin(提出レポートの剽窃チェック)、Google Assignments(Google Workspaceで動作する課題管理機能)、BoxやGoogle Drive(クラウドストレージ)等をはじめとする様々なCanvas対応アプリケーションと連携する最先端のeラーニングエコシステムがGoogle Cloud(Google社の提供するクラウドサービス基盤)に構築されています。
Canvas LMSの特徴であるIMS Globalの教育技術標準に対する高い親和性を積極的に活用し、LTI、Common Cartridge、QTI、Caliper Analytics等のグローバルスタンダードとなっているインターフェース仕様により、学内・学外の様々なサービス機能と高い接続性を確保できるシステム環境になっています。
教育プラットフォームのシステム稼働基盤に採用されたGoogle Cloudでは、Webアプリケーションサーバの自動スケール構成や、学修ログを格納する分散データベースの利用だけではなく、クラウド型データキャッシュ機構やリレーショナルデータ管理機構、Kubernetes(コンテナ・オーケストレーション)によるアプリケーション用コンテナの統合管理など、Google社の最先端マネージドサービスを採り入れて、クラウドネイティブ設計のCanvas LMSの特性を活かしています。