主流のHTTPベースのストリーミング技術
近年では、HTTPベースのストリーミング技術が主流になり、PC/スマホ/タブレットなどのマルチデバイスに対しても比較的簡単に動画配信を提供できる環境が整ってきました。
HTTPベースのストリーミングの仕組み
HTTPベースの動画ストリーミングでは、配信サーバ側で映像ファイルをセグメントという数秒単位の映像に分割し保持することで、クライアントはセグメントファイル単位で取得しながら動画再生を行うという仕組みになります。
AWSのCloudFrontと組み合わせることで動画をストレス無く再生
AWSのCloudFront(コンテンツのキャッシュ機構)を配信システムに組み合わせると、各エッジロケーションでセグメントファイルがキャッシングされ、オリジン配信サーバへの負荷を大幅に軽減することが可能となります。(オリジンの配信サーバの台数を削減できる上、より多くのユーザに対し動画を安定的に配信するプラットフォームを構築できます。)
Adaptive Bitrate(ABR)という技術で、クライアント端末の状況に合わせて、配信する動画のビットレート(映像の品質、解像度に影響)を動的に変え、回線が安定しないクライアント端末でもストレスなく再生させることが可能です。