Canvas LMSの画面機能を使えば、コース(科目)を作成したり、新規ユーザを登録したり、はたまたコースへの履修登録をしたりといった操作は非常に簡単に行なえます。これを難しいと言う方はいないでしょう。
でも、大量に登録作業があったら如何でしょうか?
例えば、一気に1,000コースの新規作成が必要であって、それぞれのコースに平均50名のユーザを履修登録させたい場合、画面機能で個別に登録操作をしていたら大変なことになってしまいます。この場合、1,000回の新規コース作成と5万回の履修登録操作が必要です。この程度の登録作業は、ある程度大きな教育機関では当たり前のボリュームです。
この様な時、Canvas LMSではSISデータインポート機能で一括処理が可能です。コース情報、ユーザ情報、履修登録情報などをCSV形式(カンマ区切り)のテキストファイルで用意しておけば、Canvas LMSの管理画面でファイルアップロードするだけで、何万件、いえ何十万件の登録情報であろうと一括で処理されます。
もし、あなたがCSV形式ファイルを書き間違えても、どこを間違えているのかSISデータインポート画面で教えてくれますし、ファイルアップロードによる一括登録処理は何度でもやり直しが可能な設計になっています。
SISデータインポート画面はオプション機能なので、Canvasサイトのセットアップ直後は使える様になっていませんが、標準装備プラグインの一つです。是非、これを使いこなして運用を効率化していただければと思います。